逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

独身弱者男性が全集中して編み出した、人間の無意識にあるもの全てを顕在化する技を伝授します。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

IT人材不足の原因について元底辺ITエンジニアが考えてみたらこの国のITエンジニアの中間層は没落する結論に行き着いた

なんか、IT人材不足の記事が話題になってたよね。 b.hatena.ne.jpこの話を受けてだと思う。 b.hatena.ne.jp自分も元ITエンジニアだったので、思うところがあったので書き留めておく。といっても、上記の記事にあったid:megamouth さんと違って、自分は底辺の…

映画「空白」で起きていた防衛機制「置き換え」「転移」と「抑圧されたものの回帰」

面白い映画を観た。といっても、ストーリー解説とかはしない。登場人物の皆の感情の表出、意識の流れや変化、観ててすごかった。フロイトの防衛機制が見受けられるシーンもあった。ルサンチマン研究家、人間の無意識に興味がある自分としては、それについて…

「母親になって後悔してる」女性の精神構造についてジジェクのラカン理論で解説

「母親なら子どもを愛して育てるべきだ」という考え方は、当然とは言い切れない、っていう話。 b.hatena.ne.jpこの本にちなんだ話題らしい。 まあそうだよなぁ、母親以前に人間、という感想を自分もつぶやいたりしてみたけどね。 「母は子どもを愛し育てるべ…

【悲劇の再来】独身男性がマウンティングされ蹂躙される映像が流れた「開運!なんでも鑑定団」(2022年5月17日放送)

またやりやがった。福澤朗、お前は一体、何なんだ。なぜ、そこまでサディスティックなのか。いつも通り俺は「開運!なんでも鑑定団」を見ていた。この日の放送もよかったよ。特に、アントニオ・フォンタネージの「沼の落日」という絵を知れたのはよかった。 …

ジジェクの精神分析によるとイライラの原因は無意識に抑圧していた未来の痕跡が回帰したから

今日は何の話をしようかな、と。毎回、ルサンチマンに関する話をしてる。もう少し一般受けするような話題はないかと、人気ブロガーの人の記事を読んだ。 catpower.hatenablog.comなるほど、そうだよな。「イライラの原因」というもの、これは普遍的で、誰し…

テクノカットシンドロームについて

5月18日の水曜日のダウンタウン、面白かったな。特にバイきんぐ・小峠英二とだーりんず・小田祐一郎の、存在しない言葉の応酬。小峠からは、裸鎧、老婆のケジメ、墓食い、アパッチの地鳴り、三半規管の悪あがき、幡ヶ谷暴動、ペロ、オールドメキシカンスタイ…

「月曜日のたわわ」のアイちゃんには無いが「エイリアン」のリプリーには存在する自立心について

昔、「恋するハニカミ」とかいうテレビ番組があった。そこで確か細川茂樹、最近テレビ出てる?その細川茂樹が「両手の法則」というなるものを提唱してたんだ。「両手はかわいい」と。グラスを両手で持つ女性、手を両手で握ってくる女性が「かわいい」と。な…

ルサンチマンを抱く悲劇的実存から力への意志を備えた超人になるほどの渇き

KIRINJI feat.鎮座DOPENESSの「Almond Eyes」に、「身体中の血が集まってくる」という一節がある。 このような感覚。誰しもあるよな。怒りを感じた時とか。血が濁流となって体中を駆け巡り、呼吸や脈拍が変化する。この記事のA子も、そうなのかもしれない。 …

スタンフォード大学に進学した方は「大学に行きたかったが行けるお金が無いから諦めた」学生にも思いを馳せてほしい

はてぶでこんな記事があった。 blog.tinect.jpなるほどね。この話題を受けての記事かな。 gendai.ismedia.jp松本杏奈さん曰く、自分は「味方無し」「お金無し」「英語力無し」と困難な環境にあったにも関わらず、めげずにコツコツと努力を積み重ねた結果、自…

ルサンチマンによる現状肯定が機能しなくなる際にフロイトがいう抑圧されていた「不気味なもの」が回帰する

昨日は、自らを微分してゼロに近付こうとする行動について、語った。<外出すること>で、嫉妬心の値が極限的に大きくなったりする。また、人と触れ合うことで、孤独感は極限的に小さくなるかもしれない。そもそも<自分=y=f(x)>は おそらく複雑な多項式…

差異を認識することで嫉妬・怒り・恨み・辛みが生じるゆえにゼロに近付きたいというルサンチマンがある

40歳が近付くにつれて、体の節々が痛くなっている。接骨院で骨盤矯正してもらって、お腹が空いたので、カレーを食べに行くことにした。池袋駅の西口にある、濃厚で、お肉もたっぷりの「火星カレー」を無性に食べたくなった。でも今日は火曜日。営業してねえ…

ディスタンクシオンは趣味を自尊心の拠り所にするルサンチマンの側面がある

ジャン・ボードリヤールの話の中で、id:EPIPHANY さんに自分のツイート引用してもらった。 epiphany.hatenadiary.com間違えてたな、「ディスクタシオン」ではなく、「ディスタンクシオン」か記事も読んだ。そうなんだよね。消費ではなく創造しないといけない…

アメトーク「上島竜兵 祝・還暦SP」を観た一視聴者が感じた危険な兆候

昨日、上島竜兵の芸がもたらす「緩和」について語った。そして「緊張」をもたらす存在についても語ったが。「緩和をもたらしているようで、緊張をもたらす」存在については、語ってない。その存在は、人間に資本主義的無意識を形成させるんだけど。今日はそ…

くるりんぱや熱湯風呂が面白くて癒されるのはイデオロギーからの忘却を促す非生産的な運動だから

5月12日放送のミヤネ屋、電撃ネットワークの南部虎弾が出ていた。上島竜兵の追悼特集。その番組中、竜ちゃんの著作が紹介されていた。 これは俺の理想ではあるけどまわりから見ると「情けねーヤツだな、コイツ」っていうような世の中の落ちこぼれ的なヤツが…

「まあいいや」「どうでもいいじゃねえか」というルサンチマンが命を救う

世の中の社会的成功者はすごいかもしれないが。3塁育ちというアドバンテージがプラスに働いた点もあるがゆえに謙虚にならんかいって話を前にした。そして今日偶然、こんな記事を見かけた。 majiyokiyoki.main.jpなるほどね。だからこの記事で紹介されている…

村上龍によるルサンチマンの肯定

昨日は、ルサンチマンによって自己愛を得ることが大事だという話をした。そしてルサンチマンの重要性について、村上龍も、とある対談で語っていた。「ルサンチマン」という言葉は使用していないけれど。俺がルサンチマンの重要性を語るよりも、村上龍という…

自殺を防ぐために意識的にストレスを吐き出し、ヒミズの内田のような相対化によって幸福感を持続させる

今日は衝撃的なニュースがあった。 b.hatena.ne.jp竜ちゃんの死去、「なんで?」「どうして?」と思った人は多いだろう。俺もその一人だ。三浦春馬、竹内結子、神田沙也加、上島竜兵…芸能界の一線で活躍していた人達。誰しもがなりたくてもなれる存在じゃな…

人々に「降りることを許さない」ように仕向けているものの正体は資本主義が生み出すハイパーリアル

「人生ってマジでなんなんだよ」っていう記事がバズってたな。 b.hatena.ne.jpこの感覚、非常に共感できる。特に「とにかく労働が多すぎる」のが、非常にしんどい。それが定年の60歳まで、で終わればまだいい。60歳を過ぎても、労働し続けなければならない状…

ヤングケアラーから企業の採用担当者への手紙

昨日は驚いたよ。ツイッターの自分のつぶやきにて、ハッシュタグ「#3塁育ち」「#bornonthirdbase」で、検索してみたんだよ。 ブログ更新しました #親ガチャ #三塁育ち #三塁で生まれた人 #bornonthirdbase #bornwithasilverspoon #格差の再生産 #教育格差 #…

3塁で生まれた人をディスペクトしてヤングケアラーをリスペクトする

ちょっと前にこのtwitterまとめがはてぶで話題になってた。[B! 格差] 「生まれと環境が殆ど人生を決めるものです。慶応はそれを教えてくれました。」このTwitter小説に大学内の格差が詰まっていた件頑張って受験戦争に勝ち、岡山県から慶應大学に入学した男…

独身男性がマウンティングされ蹂躙される映像が流れた「開運!なんでも鑑定団」(2022年4月26日放送)

何でも鑑定団が好きだ。暗澹たる闇に向かって進んでいく鷺、西郷孤月の「月下飛鷺」の鷺に共感できたのも、この番組で紹介されてくれたおかげだったりもする。だが今回の放送では、福澤朗の物凄く残酷な「呼びかけ」を見ることになった。これは許されていい…

「ネオシーダー」「月曜日のたわわ」広告等にある主体性を簡単に剥奪されていることに対する嫌悪感

「月曜日のたわわ」問題を掘り進めることで、「キモい」という抽象化によって自身の嫉妬心や過去の嫌な記憶等のネガティブな感情を隠蔽するルサンチマンを発見することができた。しかし抽象化による隠蔽とは別にもう1つ、「キモい」という言葉について判明し…

痴漢行為者や未遂者の意識は「社会的機械」による器官の組織化と「器官なき身体」の闘いの狭間で悶絶する

痴漢加害者の記事を読んだ。 b.hatena.ne.jp加害者の「彼女が欲しいけど、うまくいかなかった」というのは、遠因としてあり得ると思った。その性衝動の抑圧によるストレスの代償行動として行う。このブログで紹介しているルサンチマンの実践である陰性転移に…