逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

独身弱者男性が全集中して編み出した、人間の無意識にあるもの全てを顕在化する技を伝授します。

Colabo叩きの背後に存在する「お前ら女達は俺を愛さなかったからお前らに金をびた一文も出したくない」という転移性ミソジニーについて

今日の朝、何となくはてぶでニュースをチェックしていると。
こんなのがホットエントリーになってた。

b.hatena.ne.jpまだやってんのか、この話。
俺はこの宇佐美典也って人の発言が、どうも好きになれない。
三浦瑠璃氏に抱く印象に似ている。

その話は前にもした。

gyakutorajiro.comColabo問題より五輪談合問題の方が額がデカいだろ?
なんで中抜き企業に、俺たちの都民税、税金を流してんだ!
オリンピックの会計どうなってるんだ、説明しろや。

って、思わないのかな?
なんでColaboの方に固執する?

宇佐美典也氏、まあ元経産省だからステークホルダーには矛先は向けられねえのだろうかね。

Colaboと五輪談合は、公金不正利用疑惑、公金チューチューという点で、同じスコープの問題だ。
その話も前にもした。

note.comにも関わらず五輪談合の方を追求せず、Colaboばかり。

「元経産省だから」ってのは、そう考える理由として弱かったな。
もちろん個人的な推測ではあるが、結局、五輪談合を追求しないのは、別にこの人に限ったわけではなく。
判りやすい理由がある。
それは、

五輪談合を追求するのは金にならないし、金を失うリスクが高まるから。

だろうよ。
例えば、宇佐美典也氏のWikipediaのプロフィールを見ると。

ja.wikipedia.org岡山県立大学の客員准教授になっている。

県立大学は、地方自治体や国家(文部科学省)と繋がりがある。

www.mext.go.jp
また一般社団法人、日本再生可能エネルギー事業者協議会(JSEC)の理事にもなってる。
そして、日本原子力学会にも寄稿しているように。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesjb/61/6/61_436/_pdf/-char/ja


政権与党とはこの国の支配者だ。
そのため、国家や地方自治体といった行政と深く結びついている五輪の件に触れるのはタブーであり、糾弾しづらい。
国家や行政との繋がりが強い五輪は怖くて何も言えねえ。
なぜなら、先述したように職や金を失うリスクがあり、未来の職にありつける可能性も下がるだろうからな。

一方、Colaboという一つの一般社団法人だったら、全くステークホルダーではない。
この団体から仕事が舞い込むことなんてないし、仮に何か仕事が来たとしても。
団体の予算規模からして、貰える金額もあまり期待できないだろう。

そんな一つの団体に媚びを売るより、国や地方自治体に媚びを売った方が断然、大金を得られる確率は高まる。
だからColaboは、どんだけ追及したって自分の仕事とかリスクにはあまり関係ない。
だけど…

それがカッコ悪いと、思うんですよ!

本当の社会正義、評論家、コメンテーターとは。
自分の私利私欲は二の次にして、ファクトに忠実に、そしてファクトを積み上げて「これはおかしい」という問題提起を発信し、「皆さんおかしいと思いませんか?」と、民主主義を推進する役割を担う存在ではないだろうか?

それが、ステークホルダーや自分の経済的合理性等によって、怒りの矛先を変えていいのだろうか!?

それは公正公平な正義だと言えるのか!?

まあでも気持ちはわかるよ。
この21世紀の現代で生まれた人間は、資本主義の奴隷から逃れるのは難しい。
経済的メリットを考えれば、保守系の言説を垂れ流し、国や地方自治体に媚びを売るのが合理的といえば合理的。

政権与党を非難するような話をしたところで、何のメリットがあるんだよ?って話だよ。
まあ野党議員にはあるけどな。
別に政権交代とか起きなくても、年収4桁はキープできるんだから。

gyakutorajiro.com

当選のためには「立憲→自民」の移籍もやる…今井瑠々氏のような"非常識候補者"を選んでしまう根本原因 なり手不足で「候補者を見る目」を養えない

今井瑠々って誰だ、知らんけど。国会議員は金儲けになるんだから所属政党なんてどうでもいいんだよ。<a href="https://gyakutorajiro.com/entry/2022/07/28/231218" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://gyakutorajiro.com/entry/2022/07/28/231218 年収1000万!2000万!ヒャッホーッ!!ってね。金以外の志はあるのか?政治家よ

2023/01/31 13:50

b.hatena.ne.jp

そして、Colaboを追求することにはもう1つ、メリットがある。
それは、

ミソジニーもしくはその予備軍たちの人気を取れるから。

だろうね。

b.hatena.ne.jpこの記事は消されているが、女性を殴った男が称賛されるという事態に警鐘を鳴らすような内容だった。
動画は「男女平等パンチ 渋谷」で検索したら出てくる。

anond.hatelabo.jp気に入らない女を潰すときしか、こんな数千万の寄付金や、はてブのトレンドの半分埋めるような活動にはならない。それが本当に虚しい。

と。そう、ミソジニーは増えている。
それは恋愛離れや少子化問題とも関わってる。

ルッキズムが加速する中で、女たちの要求水準は高まっていく。
軽んじられる、身長170cm以下の男たち。

kai-you.net漫画やYoutubeやアイドル、あらゆるコンテンツにおいて、容姿のいい男女が活躍するルッキズム社会。

「なんとなく良い人が現れればいいな」(略)を書いた者なのでもう1回だけマジレスさせてほしい

インドアオタク趣味で、漫画とかアニメとかBLに触れて、男に求める要求水準が上がっちゃったんだろうな…つまり日本のコンテンツカルチャーというハイパーリアルが、非婚や少子化を招いてる要因になってるね。

2023/02/02 13:01

b.hatena.ne.jp零れ落ちていく男たちは増えていった。

虫けらのように扱われる男たち。眼中から外される男たち。

闇金ウシジマくん(10)[ 真鍋昌平 ]

かくいう俺も、スイーツハラスメント(お土産のお菓子を特定の人だけ配らない)のようなものを女性から受けたことがある。

それは30代前半の頃だった。俺はITエンジニアを派遣する会社に勤めていた。

そこには別会社からの、派遣の先輩女性がいた。
その女は、とにかく正社員のプロパーには媚びへつらい、派遣社員には厳しい感じの人だった。
だから俺はその女が嫌いだった。

決定的だったのは、飲み会だ。
イタリアンバルみたいなとこだった。
プロパーと派遣社員が混ざって行われた、その飲み会で。
その女は、俺にだけ…

アクアパッツァペンネグラタンを取り分けなかった

んだよ。なんだコラよ。

そんなんだから、独身なんだよテメーはよ!

って、言ってやりたくなった。
その女もたぶん独身だったから。

俺は仕方なく、皆が談笑している中で一人、魚とグラタンを取り分けてムシャムシャ食った。

だからグラタンを食べる時には、その時のことを思い出すこともある。
マドレーヌの香りで過去を思い出すプルースト現象ってやつか。
アクアパッツァは高いし食う機会ねえから、あんまないけど。

いや別に「女性が料理を取り分けるべき」といった、そういう偏見に満ちたジェンダーバイアスなんてのは持ってないし。
俺は「品性」について語ることもあるので、モラルとしては高い人間よ。

gyakutorajiro.comだから別にアクアパッツァも、勝手に食いたいやつが取ればいいと思ってるけどよ。

けど、自分から取り分け隊長になったんだよな?
だったら最後まで、派遣社員の俺も含めて、取り分けんかい!

って話だよ。
とんねるずの「どん底」を聴いて、自分を慰めた。

www.youtube.com「泥水飲んでも死なない~♪」「どん底から今はいあ~がれ、自分の腕で♪」「かっこ悪くていい♪汗が身に染みるぜ♪」と、自分を奮い立たせた。
まあそれでも這い上がれず、ダラダラと生きていく今の現実があるんだけどね。

そんでもう1つ、もう1つある。
あれは俺が、20代後半の頃、その時は別の会社にいた。
IT派遣会社よりも家族的な雰囲気の会社で、俺も溶け込んでいたつもりだった。

名古屋で働いていて、出張で東京の人間が来ていた。
世界の山ちゃんだったか風来坊だったか忘れたけどよ。
本社の人間と、名古屋支社の女性二人、合計四人で飲んだ。

まあまあ楽しんでいたと、俺は思ってた。
そんで、本社の人間が新幹線で先に帰るってんで。
「三人はゆっくりしてって」って言ったんだよ。
「いや見送りますよ、逆寅次郎くん会計お願い」って言って、女性二人も席外してよ。

俺は一人で、余った手羽先を、ムシャムシャムシャムシャと、食べたよ・・・まだこんなに料理残ってるじゃん・・・。
てか、普通、見送り終わったらさ、帰ってくるじゃん?
名古屋駅からすぐ近くの居酒屋だよ。

なんで帰ってこないの!?
宴は終わってない!
手羽先チューチューしようよ!!
そして、手羽先を食べて汚れた油がついた指を、お互いチューチューし合って綺麗にしないかい?
なんつって。

そもそも俺と飲みたくないのか?
だから戻ってこなかった。

帰る方向が同じだからか?
俺と一緒に帰りたくなかったのかよ!?
手羽先しかねえ、なんで手羽元がねえんだよ!!

ウウウ( ;∀;)


ってね。
まあそんな感じで、そういった女性からの仕打ちが、ミソジニーをもたらしていくのではないだろか?
ミソジニーの男、ミソジニー気味になっている男達は、自分の記憶や体験を探ってみろ。
過去のトラウマ的出来事や体験、それによってプチPTSDになったり、女性嫌悪感情が醸成されていく。

個人的なエピソードだったが、これはColaboの話と全く無関係ではない。
つまりこれは「転移」だということだ。

ジャック・ラカン精神分析の情報が豊富な、蚊居肢さんのサイトでPAUL VERHAEGHE(ポール・バーハウ)という方が紹介されている。


ポール・バーハウのプロフィール。

kaie14.blogspot.com

en.wikipedia.org

この方の著作に、興味深い記述がある。

kaie14.blogspot.comラカンの最初のエディプス理論とは次のような形で説明されている。母は子供を、ほとんど致死的な deadly 仕方で享楽する。主体は唯一、父の介入を通してのみ、母による潜在的に命取りのlethal 享楽から救われる。

同じ理屈が、三つの宗教書のなかに漸増する形で見出される。初めにすべての悪の源としてイヴ、次にカトリックの性と女への不安と憎悪、最後にムスリムのベール等への強制。

すなわち女は男を誘惑し破滅させるので、寄せつけないようにしなければならない、ということである。これは次のように読むべきだ。我々自身の享楽、我々の身体から生じる欲動は、享楽的であるだけではなく、我々が統御する必要のある、明らかに脅迫的な何かだ。統御するための最も簡単な方法は、その享楽を他者に帰して、もし必要なら、この他者を破壊することだ、と。

事実、享楽と他者とのあいだの、この発達的に基礎付けられる繋がりは、主体にとって享楽にかんする相克を外部化する道を開く。そうでもしなければ、自身の内部に留まったままになりうる。…

フロイトはくり返し言っている、人は内的な脅威から逃れうるのは、唯一外部の世界にそれを投影することだ、と。問題は享楽の事態に関して、外部の世界はほとんど女と同義だということである…。(PAUL VERHAEGHE,new studies of old villains A Radical Reconsideration of the Oedipus Complex,2009)

そう、つまり「内的な脅威」とは、自分を苦しめる存在である女性のことだ。
女性を求めるが、女性から受け入れられることがない。

身体は女性を欲する欲動の回路(享楽)を備えているがゆえに、その衝動は永続的に続くが。
それが達成されることがく、欲望(リビドーを向ける対象が限定された欲動)は未達となる。

だったらどうする。
その内的な脅威から逃れるために。

例えば、加藤智大は外部の世界に投影した。
「なぜ俺を愛さない?」と。

gyakutorajiro.com当時の彼の日記のメモがある。

「どれだけ金があったら友達になっともらえるんだろ」
「イケメソだったらお金なんかなくても友達できるのに」
「部屋の中に携帯のカチカチ音が虚しく響いてる」
「ぶっちゃけね、後輩に彼女ができたみたい。その幸せ自慢を毎日されてる。いい奴なんだけど、自分の中のどす黒い感情が抑えられない」
「スポーツカーに女乗せてる奴が居た 事故ればいいのに」
「助手席に女乗せてる奴に税金かければ日本の財政難は解決すると思う 女性にとって、彼氏は自分の価値を証明するもの 故に、不細工には彼女ができない」 
「他人に「○○さんの彼女」と認識されるのが嬉しい」

欲望の未達が伺える。
携帯に綴られたこれらの日記は、何の変形や歪曲もない、加藤容疑者の率直な心境が綴られている可能性が高い。

ポール・バーハウが「統御するための最も簡単な方法は、その享楽を他者に帰して、もし必要なら、この他者を破壊すること」と言うように。

リビドーを統御するために、普通の人は、恋人を作ったり結婚したり子どもを作ることでそれを解消できる。

だがそれができない、モテない男達、非モテ、生涯独身者予備軍。

例えばアンデルセンのように、芸術的な方向にそれを発揮する、溢れるリビドーがポジティブな方向に向かうケースもある。

しかしネガティブな方向に向かうと、このような悲劇的な結末になる。
少しマイルドにすると、中西保志の「最後の雨」もそうかもしれない。

www.youtube.com本気で忘れるくらいなら
泣けるほど
愛したりしない
誰かに盗られるくらいなら
強く抱いて 君を壊したい

引用元:中西保志「最後の雨」

まあちょっと違うか。こっちはミソジニーというか独占欲や支配欲の類か。

話を戻すと、以上の実例と転移理論によって、主張したいのは。
Colabo叩きをしている人の中には、バーハウやフロイトがいう転移感情によってミソジニーが醸成されている可能性があるということ。
醸成されたミソジニーと私怨によって、糾弾する対象が無意識的かつ恣意的に選ばれている可能性が高いって話だ。
普通にファクトを優先すれば、五輪談合の方が重大なのに。
なぜ、Colaboなのか。
すなわちそこには、自分の記憶の中にある、女性からの屈辱的な経験や記憶が転移した「転移性ミソジニー」がある。

自分の性的に恵まれない不遇な境遇、過去の欲望の未達によって、ネガティブな感情が醸成され、その嫉妬・怒り・恨み・辛みが、関係のない女性へと転移する。
しかし、その感情を正当化するルサンチマンに一定の品性を纏わせるために「公金不正利用疑惑」という正義の仮面を被る。
だが、その仮面の下には「お前ら女達は俺を愛さなかったからお前らに金をびた一文も出したくない」という、醜い私怨に満ちた感情が蠢いている。俺を苦しめた女性が苦しむ姿に喜びを見出してしまうというシャーデンフロイデだ。

そんなんわけない、純粋に、私達の税金の不適切使用、公金チューチューを非難しているんだ!!

と言うか?
だったらなぜ、五輪談合を問題にしない?

400億円のうち、テスト大会で実際に現場で働くエッセンシャルワーカーに流れた金はどれだけだ?

news.yahoo.co.jp200億円のうち、オリンピック会場で汗を流して資材を運んだり設営業務を行う人々に流れた金はどれだけよ?

www.dailyshincho.jpこの記事を書いた現時点で、宇佐美典也氏や、その発言に共感している人達は、ファクトも、根拠ある仮説も試算も提示してない。

根拠薄弱であるがゆえ、正義は見出せず、単なるColaboや仁藤夢乃氏への私怨や、女性支援団体へのミソジニーを感じてしまう。

宇佐美典也 on Twitter: "一部の人が 「colabo問題は大した話じゃない。騒いでるやつは全体が見えないバカ」 的なこと言ってるけど、オレからすれば 「colabo問題は議員立法を利用して公金の管理に穴を開けて利権を作ろうとしてる大問題で、過小評価も甚だしい」 んだよなー。"

「同じスキームを全国展開できる」というその根拠は?五輪不正がはした金になるほどの大問題なら、談合で吸われた公金の額を上回るという試算の内訳は?仮定の話を事実のように語る。よほどColaboが嫌いなんだろう。

2023/02/03 03:52

b.hatena.ne.jp俺はわかんないな。

仮に上記の五輪談合のうち、非生産的中抜き業務というブルシットジョブをしている公金チューチュー非生産的労働者に、何割かの金が流れたとしよう。

どれぐらいだろうか。情報がないので大雑把な試算しかできないが。
だが100億円ぐらいはあるだろう。

日給35万で計上されている件もあったんだ。

www.youtube.com600億円のうち500億円は有益に使われたとして、100億はブルシットワーカーに流れたと、少なく見積もったとしても。

同様にColaboは、100億円いくのか?
ちゃんと説明してみろ。

コラボの会計報告の21頁だ。

https://colabo-official.net/wp-content/uploads/2022/07/colabo2021.pdf

細かい会計は知らねえが、1億7625万88円という経常収益がある。

仮に、公金不正利用疑惑があったとして、上記の五輪談合の優しい見積もりと同じく6分の1、3000万が不正利用されたとしよう。
そんなバカでかい金額なわけねえけどな。

3000万と100億だ。

この大雑把な試算でも、五輪談合の方が大問題なのは、わかるだろうが?
「Colaboのスキームを全国展開すると大変」と言ってるやつは、何言ってんだ?って話だぞ。

全国展開すると大変だと思うなら、そのスキームの全体像と詳細も提示するべきだし。
それがなぜ、各自治体の審査を突破できるのかについて、根拠ある仮説ぐらいは話すべきだろうが。
印象論しか語ってない。

仮に47都道府県に1団体ずつ、公金チューチューする怪しい団体がいるとしよう。
それでも、3000万円×47=14億1000万。100億円には程遠い。

もちろん、あくまで仮定の雑な試算だけどよ、五輪談合と全然スケールが違う公金不正利用疑惑なのは、一目瞭然だろうが。

なんでColaboばかり追求するのか、答えてくれや。
俺に教えてくれよ。

自分の胸に手を当てて考えてみろ。
自分が振りかざしている正義は、自分の私怨やミソジニーが混ざり混くった不純物ではないのかってことをな。

 

 

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