逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

独身弱者男性が全集中して編み出した、人間の無意識にあるもの全てを顕在化する技を伝授します。

「ゴミみたいな生活まだしよんか?」とマウンティングする大企業勤めのエリートと見下される弱者男性の争い

5月の連休。
久しぶりに、古い友人と会った。

いや、もう友人じゃねえかもな。
フレネミー、ってやつかもしれない。
少し腹が立っていた。
以前、俺の仕事を「カスみたいな仕事」「生活保護とあんまり変わらん」と馬鹿にしたからだ。

ちなみに友人は大企業勤めのエリートサラリーマン。
一方、俺は個人事業主フリーランス

ちょっと前にメルカリ古着の闇みたいな記事があったけど。

anond.hatelabo.jp

商品は違うが、似たような小売業をしていた。
しかしうまくいかなくなったので、ウーバーイーツを始めて。

gyakutorajiro.com

ウーバーがいまいちなので、現在、別の配達系の仕事がメインとなっている。

俺の年収は300万にも満たない。
だが友人は1000万前後は貰ってると思われる。

そのため、そいつの立場からすれば、俺がやっている仕事が「カスみたいな仕事」というのは、金銭的尺度から考えると、一定の客観性はある。

また、世間一般的にも、フードデリバリーの仕事は「負け組ランドセル」等、侮蔑的スラングで呼ばれたりもするので。

「“負け組ランドセル”とは何か?」芥川賞作家・上田岳弘がウーバーイーツ配達員を主人公に新作『K+ICO』を書いた理由 | 文春オンライン

bunshun.jp

カスみたいな仕事と言われても、ほとんど何も言い返せなかった。

確かに俺は低所得で、彼女もいない弱者男性で、社会貢献度や影響力の高い仕事もしていないのは事実だ。
だから反論はしないし、怒ったりもしない。
謙虚に、友人の箴言…ではないな。
そいつのは箴言ではない。
箴言に足りうる理由」の説明は、なかった。
なぜカスか、生活保護と同じか、具体性が乏しいゆえ、ただの罵詈雑言に終始しているが。

しかし俺はリアリストゆえ、事実を指摘されたなら、それを受け入れるぐらいの寛容さは持ち合わせてある。

とはいっても、不愉快にはなっていた。
そのエリートと、たまにLINEはしてたが。
半年以上、俺からは連絡を取らないし、何回か誘いもあったが、忙しかったので断っていた。

しかし映画に誘われて、その時は暇だったので一緒に行った。
そしたらまた、マウンティングしてきやがった。
飲み物でも買うべ、とコンビニで買い物を済ませ。

店を出て、開口一番…

「ゴミみたいな生活まだしよんか?」(半笑い)

と、馬鹿にしてきた。

俺は少しイラっとしたが、

「久しぶりにやのに相変わらずやな、しよるわ。」

と、軽く受け流す。
そいつは俺の部屋に来たこともあるし。
確かに、闇金ウシジマくんの板橋ほど酷い汚部屋ではないものの。

やっと光熱費が払えたぜ!これで人間らしい生活がやっと出来るぜ!!

ゴミに埋もれた、人間らしい生活……
やりたくねー仕事で嫌な奴らにコキ使われる、人間らしい生活……


(引用元:闇金ウシジマくん(11)[ 真鍋昌平 ]p184-185)

とはいえ、まあまあ物が散乱しており、このSPAの記事で紹介されている人の部屋と同じぐらいか。

早稲田大まで行ったのに…34歳で月収12万円の後悔。貯金もゼロで「自分は何をやってたんだ」  |  日刊SPA!

nikkan-spa.jp

もしくはちょいマシ、ぐらいな部屋ではあったので。
ゴミみたいな生活と言われるのも、事実の指摘として仕方ない。
さらにそいつは、

「まあ家族とか作れんし、ええんちゃん」

と、嘲笑。
また俺はイラっと来たが。
確かにアラフォーで、結婚は絶望的ゆえ、事実の指摘ではある。

オッペンハイマーのチケットも、既に取ってあるし、観たかったので。
イライラしながら、そいつと一緒に映画館へ向かう。
(以下、オッペンハイマーの話も少し触れるが、ネタバレはしない)

映画はまずまずというか、3時間もあって。
俺の脳内の情報処理はパンクし、映画で例えるなら臨界(核分裂が連鎖して止まらない状態)に達してた。
先のマウンティングによるイライラも含め、映画の登場人物の多さとスピード感にも付いていくのが難しく、俺の脳味噌はメルトダウン寸前ではあったが。
中盤~後半は、まあまあよかった。
インセプションとかテネットの方が好きだけどな。

そんで長い映画の後、メシを食いに行った。
そこでも、その友人は、やたら俺の言動を否定する。
プログラミングの話になって、そいつが「プログラミングの仕事は減る」みたいな話をするから。
俺は「でもChatGPTとかAIに指示出すのは、バックボーンとしてプログラミングの知識がある方がいいやろ」みたいに話してると。

どういう話の流れだったか忘れたが。

「はぁ、何いいよん?」
と、またマウンティングされる。
「AIと生成AIは違うんやぞ」と、偉そうに語ってくる。
普通に教えてくれればいいのに。
俺の発言を小馬鹿にするように、違いを語る。
詳しく質問したら、説明はしてくれたが。

俺もある程度、AIによってプログラミングの優位性が衰えている件について、納得したので。

「そうか、じゃあプログラミングじゃなくて、AIの勉強した方がいいんやなぁ」

と、言うと。

「いや勉強したって、無理やろ」(真顔)

と、そいつは今度は、嘲笑ではなく。
低いトーンで、俺に冷徹に吐き捨てた。

俺は一般論としてAIの勉強の必要有無を話しただけなのに。
なぜか「(お前が)AIの勉強しても無駄」といわんばかりに、馬鹿にしてきた。

相手を見下し、マウンティングし、優越感と言う悦楽を得るために。
脳内で勝手に主語を、俺に変換する…自分のナルシシズムのために、相手を罵倒したり嘲笑する…自己愛性パーソナリティ障害か?

もしくは汚言症だろうか?

www.youtube.com

いや、動画観たら、違ったな。

確かに幼稚園からの長い付き合いで、気の知れた腐れ縁で、お互いにキツイことを言い合う節はあったが。
今まで、ここまで酷いことは言われてなかった…。

オッペンハイマーの映画に「自己顕示野郎」みたいな発言のシーンがあった気がするが、それを思い出した。
自分の有能さの確認や、自己愛や優越感を得るため、無意識に他人を貶める。

プロメテウスは、火を盗んで人間に与えた罪で、磔にされたらしい。
同様に、肉体だけでなく、精神的に蹂躙する知恵や知性をアダムとイブに与えた蛇も、罪深いな。

名誉棄損で訴えてやろうかな。

なんか、仙台だったかな。
俺みたいな弱男、この条件に当てはまってそうな人が。

弱男(じゃくだん、よわお、よわんちゅ、ジャクナム、ヨワンナム、ヤクナム、ジャーマン、ジャックマン、ジャックダニエル)の特徴 5月現在

anond.hatelabo.jp

ある男女に侮辱され、嘲笑されたんだ。
それで裁判して勝ったみたいな事件があったんだけど、思い出せない。
人力検索にも書いたから。

q.hatena.ne.jp知ってる人、いたら教えてちょうだいな。

で、さすがに俺も、侮辱されすぎたので、ここで帰ろうかと思ったが。
我慢できず…。

「お前は、そういうマウンティング癖があるわ!」

と、軽く叱責した。

帰り際、3000円だったが、俺が払い。
「ワリカン、1500円ね。」というと。
「いや俺1350円や…まあええわ」と、不服そうに金を渡してきた。
なんかちょっと俺が小皿の計算を間違えたのか知らねえが、普通、150円でブツブツいうか?
俺と違って、おそらく年収1000万前後貰ってる。
大企業勤めのエリートなのによ、超ドケチだ。

しかも、破れた1000円札を渡してきた。

俺を見下してる証拠でもある。
まるで「俺様がこんな破れた金を持ってるのは相応しくない、ゴミみたいな生活してるお前がお似合いだ」と言わんばかりだ。
目の前の相手に対し、敬意や尊重の念、せめてもの最低限の配慮すらないゆえ、こんな汚ねえ金を渡せる。

俺の怒りは臨界に達すると同時に、沸騰する頭の中から。
数年前の、こいつの別のドケチ事件簿の記憶が、呼び起こされた。

それは俺が、あまり貸したくないものを。
どうしてもってことで1か月、そいつに貸してやったんだ。
で、それを返却してもらう日。
スパイスカレーを食べに行った。
食べながら、貸したものを返してもらって。
会計の際…普通、1か月も俺は貸してやったんだよ?大事な物を。
そしたらよ…1000円ぐらいのカレーだよ?
普通、「1か月も貸してもらったからな、出すわ」って感じで、一定の礼儀や人情や思いやりがある人間だったら、カレー代ぐらい出すよな?
俺だって別に、焼肉とか、多大な見返りを要求してるわけじゃない。
それがよ…

普通にワリカンだった

ということ。
ケチだけならまだしも、受けた恩、借りを返さない恩知らずの人間だということ。
当時は別に、「まあそういうやつやなぁ」と心の中で思って、そのまま割り勘で払って、何も言わなかったが。

俺は度重なるモラハラ発言、および破れた1000円札を渡されたイライラから、その件を数年越しに蒸し返し、指摘したが、どうやら忘れているみたいだった。

しかし俺はヒートアップしていたので、次に「お前はケチだけでなく、恩知らずなんだよ!」と言おうとしたんだが、その前にそいつは話をかぶせてきて、

「いやでも、俺結構、奢ったりしてるで」

と、言うので。

俺は、

「どうせ会社の後輩とかやろ?ステークホルダーやからできるんや。俺とか利害関係のないやつにお前は奢ったりできんのや、ケチやから」

と、ガツンと言ってやったら。

「・・・」

だんまりかよ、ふん、図星だったみたいだな。
さらに「社内政治で奢る金以外で、誰かのために金、使ったことあるんか?」「貯金が多いの、自慢してたけど、逆にそれはお前がケチで恩知らずの人間やということ、カルマ(罪)やと思え」と言おうとしたが、電車が来たのでやめた。

一矢報いたぜ。
弱者男性が、エリートによ。
まあ総合的には、負けなんだけどな…。

しかし、こんなやつだったっけ…。
大企業で出世レース、激しい競争の中で。
人を見下し、出し抜き、マウンティングする悪性のメンタリティが醸成されてしまったのかな…。

以前、大宮のドトールで食べた、「カルツォーネ 3種の魚介のペスカトーレ」を思い出した。

solomeshi.net

柔らかく、もちっとしたカルツォーネ生地は俺であり。
汚い言葉を吐かれても、それを受け止める。

一方、そいつは中の具材であり、やたらトマトベースの酸味が強い。
その酸味は、3種の具材の味や個性を、上塗りし、破壊し、酸味一辺倒に蹂躙する。
もう食べたくないな…と思った味だったね。

しばらく会うのはよそう。
そんな、自尊心を踏み躙られた休日の帰り道。
たまたま通りがかった飲食店で流れていた。
Billyrromの「Time is Over」という曲が、よかった。

www.youtube.com

ピアノの心地良い、短く軽やかに跳ねている音色、高揚感と疾走感がある。

ボーカルの淡い歌声、エレキギター、打ち込みのビートもあるか?
しかしどれも、強すぎない。

この耳障りのよさは、お互いをお互いを尊重して、調和しているからこそ生まれるメロディだ。

ドトールカルツォーネのように、トマトの酸味がどばっ~っと、強すぎて。
その自己主張によって、3種の具材の味が打ち消され、全体のバランスが崩れるような状態とは真逆だ。

このBillyrromの音楽のようなメシを食べたいし。
付き合う友人も、そういう人がいいなと思った次第。

そして、破れた1000円札は。
交通系IC(PASMO)にチャージしようとしたんだが。
やはり破れているから、券売機は読み込んでくれない。
スーパーの機械も、読み込まないかもしれないな…。

コージコーナーで、480円(税込518円)もする高いチョコレートケーキが売ってた。

弱者男性の俺の財布にはキツい…そのケーキを、別に食う予定はなかったんだけど。
この汚い1000円札と早くおさらばしたかったので、大して欲しくないケーキを買って帰った。